◇◇ 丹後山-大水上山ハイキング 思い出記録 ◇◇
<群馬県/新潟県境>
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登山日: 2015/09/14-15(月・火)
場 所: 群馬県/新潟県境 丹後山1,809m・大水上山1,840m 
メンバー: 1名
コース : 9月14日
  十字峡駐車場07:05 - 登山口08:05 - シシ岩12:05 -
  避難小屋12:35-12:53 - 丹後山12:55 - 利根川水源地13:25 -
  大水上山13:35 - 避難小屋(泊)14:35 -
  9月15日
  避難小屋06:10 - 丹後山06:12 - 大水上山06:50 -
  避難小屋戻り07:25 - シシ岩07:50 - 登山口10:30 -
  十字峡駐車場11:15
  1日目 約7時間30分コース(昼食、休憩含む)歩行時間
  2日目 約5時間05分コース(休憩含む)歩行時間
地 図 : 群馬県/新潟県境 丹後山1,809m・大水上山1,840mハイキングコース

 2-3日晴れ間が出るような天気予報となっていたが現地についてみるとパラパラと雨が降っている。すでに数名が山に向かっているのが見えたが重い気持ちを引きずってハイキングを・・・

 十字峡の駐車場に止めて重い気持ちを引きずりながら身支度をしているとパラパラと雨が降ってきた。先ほど2名が登山道に向かって行くのが見え合羽を身に着けて出発。
 橋を渡ってすぐに三国川(サグリガワ)沿いにバリケードと案内板、ここに登山届のボックスがあり記入してからバリケートの端から入っていく。
  今回は避難小屋に泊まるつもりで来ているので時間はたっぷりとってあり、ゆっくりと林道を進む。しばらく進み栃の木橋を渡ると50メートルほどで登山道の案内板が現れる。

 ここからは急坂が待っていて登れど登れど急登の連続、いつもの山と違って遊びがなく足の筋肉が突っ張ったままで長時間の山登り、このまま標高差約1400メートルはきつい。励みになるのは?合目の標石。

 2合目を過ぎたころから中の岳方面が開けてチラチラ見えるはずなのだが残念ながら雲がかかっていて景色の判別がつかない。足元をよく見ると尾根は両サイド断崖絶壁でよそ見などしていると大変危険な場所。

 七合目を過ぎたころから森林限界となり木々が低くなり一面笹原に代わってきた。雲の合間からシシ岩がニョキッと突き出してシシ岩の上には八合目の標石、ここからは急斜面はなくなり笹原の中をじわじわと登るようなコースに変わる。雲で先の見通しがないので目の前がピークに見え近づくにつれて次のピークが見える来る、こんな調子が数回続く。

 九合目の分岐点には水場の表示もあり、夏場の炎天下であればお世話になるのであろうが今日は曇りで以外に涼しい。晴れてなくて登りには正解だったかもしれない。分岐から数分で雲の中に避難小屋が見えてきた。12時半に到着し当然誰もいない、荷物を置き小休止して道標の中の岳方面に進み2分もすると丹後山山頂に到着。

 丹後山で記念写真を撮影して先に進むと「利根川水源碑」に到着、天気が良ければ水源が見られたかもしれない。さらに先に進むと途中からコース沿いの笹が刈られていて歩きやすい状態になっている。多少のアップダウンを繰り返しながら進むと「大水上山」に到着。景色が見えないので山の上に来た・・・という感じがなく感動もない。

 これで計画通り目的地まで到達し戻りはコース沿いの花の写真を撮りながら避難小屋まで戻る。午後3時頃、雲で見る物もなく夕飯の支度をして寝床を作り昼寝の準備。

 5時ごろ夕食を済ませて寝る体制、だんだんと寒くなってきたので小屋にある毛布を数枚足元にかけて寒さ対策。とうとう一人も来ることもなく大きな避難小屋に一人で寝ることに、夜中に寒くなればいくらでも毛布を使える状況になって安心して寝ることができる。
  12時ごろ小便をするのに外に出ると空は満天の星空、寝床に入っても期待が膨らんで寝つきが悪い。・・・朝5時、外をのぞくと霧で真っ白、一瞬ガクッと来たが時間とともに霧も消えて視界が開けてきた。昨日行った大水上山までまた行こうと朝飯を食べた後6時に再び向かう。

 大水上山まで行くと兎岳から中の岳まで見ることができる。面白いことに雲の流れを見ていると午前6時ごろまでは群馬県側から新潟県側に流れて稜線全体を覆うようになるが午前7時過ぎからは新潟県側が強くなり群馬県側に押し戻し山々がだんだんはっきり見えるようになって来た。雲を眺めていると、気圧のせめぎあいが面白い。

 刻一刻と変わる雲が景色を変化させてあっという間に時間が過ぎていく。道標には兎岳まで1キロメートルとあり行きたいと掻き立てられるが今回の目標はここまでと決め、引き返して避難小屋まで。

 避難小屋の内部に温度計があり10度を指しているので夜中は7-8度程度まで下がったかもしれない。荷物をまとめて内部を掃除してお世話になった小屋をサヨナラする。十字峡駐車場に12時ごろ到着すれば・・と思っているので周囲の景色を見ながらゆっくりと下山を開始する。

 ゆっくり歩いているつもりだが下りは結構早い、?合目の標石を見るのが楽しみになってくる。また、途中から見える中の岳の峰々が見渡せるのが良い。

 表示がないのではっきりしないがジャコの峰らしい場所から見る山々がいい感じ、コース沿いにはキノコがニョキニョキと出ているが種類は少なく茶色のキノコと白いキノコが多かった。2合目あたりまで降りるとさすがに足の疲れが出て思うように動かなくなってきた。この下りは流石にきつく膝の踏ん張りがなくなり惰性で降りるようになって両手に持ったストックだけが頼り。2合目あたりで初めて登ってくるハイカーとすれ違う。今日は天気もいいので暑いだろーななどと思いながら見送る。

 よっやく林道に到着、ここまで来ればあとは何とか、だらだら歩いても45分程度で十字峡の駐車場に到着。今回のハイキングは登りで曇っていたのが幸いしたのかもしれない、直射日光もなく水分補給も少なく体に優しかったようだ、翌日に晴れたのでなんとでも言えるのだがきれいな景色も見ることもできやや理想的だったと思う。帰りながら六日町の町中の温泉に入り2日間の汗と垢を落としてから帰路に。
 今回のハイキングで群馬100名山も99座目となって残すは地元の低い「金山」が残り、楽しく回れるコースを考えよう。締めの趣向も考えながら・・・・。
16日・・・腿が痛くて家の階段を下りるのが非常に辛い。
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おしまい